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アニメの聖地に移住して約5年間住んだ話

この記事ははんドンクラブアドベントカレンダー20日目の記事です。

はんドンクラブ Advent Calendar 2021 - Adventar

 

お品書き

 

はじめに

私は関東のとあるアニメの聖地で移住生活を送っています(と言えるのも今日まで)

明日の朝には借りている家を完全退去し、東京へ戻るので事実上今日が移住生活最後の日になります。

移住してもうすぐ5年の月日が経とうとしているのですが、最後に改めてこの5年間を振り返りたいという気持ちもあり今回の記事作成に至りました。

アニメ聖地への移住のリアル、1人の移住者として感じたことなどを書いていこうと思います。

そこまで長くないと思うので、最後まで目を通していただけたら幸いです。

※この記事はあくまで個人の見解であり、他の移住者・地域等を代表するものではありません

 

筆者の移住時スペック

  • 20代
  • 独身
  • フリーのター
  • 運転免許無し
  • 実家暮らし
  • 趣味:アニメ、声優、ライブ、同人誌即売会聖地巡礼、温泉、

 

移住のきっかけ

聖地巡礼と称して友人と月1,2回の頻度で旅行で来ていたのが始まりです。

「もう住んじゃう?」

そんな軽い感じで、友人とルームシェアという形で移住を決めました。

趣味のライブや同人誌即売会などは東京での開催が多いため、日帰りできる近さという点も決め手でした。

  

仕事

移住に際してまず最初に考えることは働き口を見つけることだと思います。

今は在宅ワークなどが普及したので、人によっては仕事を変えないまま移住の選択肢が取れるのかなって思います。

私は移住するまでそもそも定職に就いてなかったので、贅沢を言わなければ働き口はどうにでもなりました。

観光地という特性上、平日休みのサービス業が多いので、オタク活動が週末メインの自分に見合った仕事を見つけるのは少し苦労しました。

最終的には土日祝休みの会社に入ることができました。アニメでの移住に理解のある職場だったこともあり、プライベートも充実させることができたのは良かったです。

 

日常生活

1.移動(日常)

何をするにもまず車が必要でした。

運転免許なしに移住してしまったので不便なことも多かったですが、移住して1年経った頃に教習所へ通い無事運転免許を取得。

首都圏に住んでいると車の必要性をあまり感じませんが、地方への移住を検討してる場合は早めに運転免許を取得することをお勧めします。

近くのコンビニへ行くのもとりあえず車、みたいな感覚です。

また、地方では車通勤が前提となるため運転免許はほぼ必須と言えます。仮に徒歩圏の会社だとしても、運転免許が無いだけで採ってもらえないこともあります(業務で車を使用したりするため)

余談ですが、通勤、買い物、旅行などを含めて年間15000km~20000kmペースで運転しています。

私の住んでいた場所は鉄道もありましたが、都会に比べると圧倒的に本数が少ないため、一日の予定を立てる際は鉄道のダイヤが軸になってしまいます。

 

2.移動(旅行)

幸いなことに車で30分程度の距離に空港があり、国内主要都市へ出かける際は困ることはありませんでした。しかし東京発着便より便数が限られていますので、こちらも飛行機のフライトを軸としたスケジュールを立てる必要がありました。

どうしても合うフライトが無い場合は羽田/成田まで車を走らせ、そこから飛行機に乗る手段も何度か使いました。

 

鉄道を使って旅行もしました。

その際に実感したのは「東京駅は最強」ということです。東京は様々な路線の始点になっているので、例えば関西へ行きたい場合、先ず特急列車や高速バス等を使って東京駅を目指さなければなりません。それから目的地への列車へと乗り継ぐことになります。私は長時間列車に乗ることがあまり得意では無いため、余程のことがない限りはこの選択肢を選びませんでした。

 

3.買い物

生活に必要な最低限の買い出しは近所、その他は隣町の大型店舗や市街地へ赴くといった感じでした。とにかく車です。

Amazonお急ぎ便が使える地域だったので、よっぽど急な買い出しでなければAmazonなどの通販を使うことも多かったです。

 

4.その他

煩わしいご近所付き合いなどは一切ありませんでした。これは地域によるかもしれないですが。

移住者のコミュニティのようなものもあるらしいのですが、人との交流には消極的なので一切関わりを持ちませんでした。

移住してからできた知り合いは職場の人間、大家さん、いつも行く床屋さんくらいでした。

聖地

イメージと違ったこと

  • 毎日が聖地巡礼で一見楽しそうだが、それが日常になるということ

移住前は“旅行”という非日常を楽しむために来ていたので

 

「今日はあれをしよう、これを食べよう」

 

等と意気込んでいましたが、実際に住んでいると

 

「いつでも行けるしまあいいか」

 

となって徐々に聖地巡りもしなくなっていきました。

聖地で生活を送っていくうちにどれもが当たり前の光景になり、以前のようなワクワクは無くなりました。

非日常を味わえることが聖地巡礼の醍醐味の一つであったため、この時点で自分の中の聖地を一つ失ったことに気付きました。

 

良かったところ

  • イベントや観光などで頻繁に友人が遊びに来るので退屈しない
  • 自己紹介などで〇〇に住んでますって入れるとウケがいい(オタク限定)
  • 聖地に住んだという経験(自己満足)
  • 聖地に住んだことで増えた人脈
  • 距離感覚がバグった
  • 人のあたたかさ

挙げてみるとこんな感じです。

なんだかんだ居心地が良かったのが、5年近くも住んでいた理由かなって思います。

住めば都

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

移住と言ってもそれほど特別なことはなく、皆さんが想像していたものとは違ったかもしれませんが少しでも楽しんでいただけてたら幸いです。

エントリーしたときは色々書くぞって意気込んでいたのですが、いざ書き出してみるとオープンな場で書けることってそんなに多くないって気付いてしまいました。

今更テーマを変えることもできなかったので自分なりに書けるだけ書きました。

文章を書くのが下手くそなので読みづらいものだったかと思いますが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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はんドンアドベントカレンダーでは他にも素敵な記事を書いている方がたくさんいらっしゃいますので、是非そちらも併せてお読みください。